ドイツ語は全然わからない
とにゃりんでち!
わからなすぎて中井貴一顔になってしまいまちた。
第二外国語はフランス語だったのでとにゃままもわかりません^^。
フランク・フォルケによるオルガンで
ゴールドベルグ変奏曲を聞きました。
トリフォニーホール。
コンサートの前に翌日ピアノでゴールドベルグ変奏曲を演奏するシモーネ・ペドローニが
レクチャーをしてくれました。
もともとは二段鍵盤のチェンバロのために書かれた曲。
曲は、冒頭の主題の「アリア」から始まり、30の変奏曲、そしてまた「アリア」に回帰する
という構成です。
とにかく日本人にははかり知れないほど深い宗教性に満ちている様です。
三位一体に基づく、という事ですが、よくわかりません。
とはいえ、「3」の倍数に支配された曲である事が上記を物語っています。
変奏が「30」。
変奏は3曲ずつ10のグループに分けられる。
拍子も3拍子系。
など。
ちょうど折り返し地点の16変奏は仕切り直しの序曲になっています。
これがかっこいいんですね〜〜。
パイプオルガンだと本当にゴージャスです。
15曲目でキリストが死を迎え、16曲目で生まれ変わるのだそうです。
無宗教なとにゃままですが、「こんな素晴らしい音楽を生み出させてしまうキリスト教ってすごい」と思います。
1グループ単位のの3曲目はカノンになっていますが、1グループごとに1度ずつあがっていく構成になっています。
第三変奏が同度、第四変奏は二度、、、という風に。
むむむ、やはり音楽は数の美も内包しているんですね〜。
数字が出てくると頭が真っ白になるとにゃままには向かない。。。
まあ、でも楽しむのは自由だし^^、と脇道にそれながら少しすねてみる。
そんなレクチャーを受けた後、いよいよパイプオルガンによる演奏。
パイプオルガンはピアノと違って
「音が持続する」
「音色が変えられる」
まさにそれを体感しました。
ゴルドベルクの「変奏」はベースが「変奏」するのですが
パイプオルガンは、足がベースの大本を担当する事が多いです。
足があんなに自在に軽やかに動くのは驚きです。
座席は下手のバルコニー席の一番前(L5扉、2階LB列1番)。
隣も前も人がいないので、個室みたい。
真ん中ではないけど、とても良かったです。
えっと、ミーハーなので、CDにサインを頂きました。
面白い企画のすばらしいコンサートでした。
丁寧に深くおじぎをしてくださる方でした。
深くしすぎてちょっとだけよろけそうになって柵にちょっとつかまったりして。
その後のカーテンコールでは仁王立ちになってよろけない様にしてるのが面白かったです。
アンコールはやはりバッハのフーガニ短調BWV539。
のびのびかっこよく演奏していました。