中秋の名月でち!
9月25日は旧暦の8月15日、中秋の名月。
きれいなお姿を拝見できました。
夜のちんまりとにゃりんでち!
おかーしゃんが名月撮影中に月に吠えまくりまちた!
、、、お腹減ってたのか、脇でかなり騒いでました。
ご近所迷惑ですっちゃ。
翌26日に、上野の旧奏楽堂に行ってきました。
部分。
夜はライトアップされて美しいです。
どうも、滝廉太郎です。
こんばんは。ダンディーですね。
大塚直哉音楽監督の「アンサンブル・コルディエ」第9回定期演奏会。
旧奏楽堂バロックシリーズvol.47に登場。
オープニングは、
トリオソナタト長調BWV1038。
いい曲です。やってみたい!
そして
メインの出し物は
J.S.バッハの「音楽の捧げもの」全曲!
「バッハちゃん、このフレーズをテーマにカノンをつくってちょ」と
かのフリードリヒ大王が即興を依頼した事から生まれた曲。
今回はfl、vn、vc、cemという4人の編成。
それに時折アルトフルートとヴィオラを持ち替えての取り組み。
それぞれ
斉藤光晴
野口千代光(名前からして男子かと思ったら潤わしの女性でした。しつれい!)
羽川真介
大塚直哉
の各氏。
とにゃまま的には、この曲は、
学生の頃うっかり夜更かしするとFMから流れてくる音楽、というのがイメージ。
でも、サーチしてみると「朝のバロック」のテーマ曲だったとか。
記憶としては、「現代の音楽」とかいう番組で語りは吉田秀和あたりなのですが。。。
ドミソラシ〜〜の後、半音階で怪しく下降する感じが現代曲っぽい!と思っていました。
不安をあおる曲。
かっこいい現代曲なのに古風〜と思っていました。
カノンといえば、卑近なところでは「静かな湖畔」とか「かえるの歌」ですね。
この2曲は同じフレーズを追いかけるので「同度のカノン」というそうです。
他には
「逆行のカノン(蟹のカノン)」…楽譜を頭からとおしりからと同時に演奏
「反行のカノン」…一方が上行系の音階、他方が下行系の音階で進行
「拡大カノン」…反行しながら音の長さが長く拡大される
(のびゆく音とともに王威の栄えんことを、という副題つき)
「諸調による2声のカノン」…ドからテーマが始まったら次はレから、次はミからと螺旋状に発展していく(昇りゆく転調とともに王の名声の隆々たらんことを、という副題つき)
バッハはこれらをやっつけじゃなく、できるだけ音楽的に聞こえる様に工夫したとか。
その他「求めよ、さらば与えられん」と楽譜に書かれている「謎のカノン」。
どこから始めればうまくはまるか、未だに謎で、だから「求めよ(やってみな〜)」という訳ですね。
目下2つの説があるそうです。
この日はベーレンライター版で演奏。
いかん。止まらなくなってきた。ま、いっか備忘録だし。あとで補筆もしちゃお。
休憩後はひとやすみで
大塚氏がパイプオルガンを演奏。
「幻想曲ト長調“ピエスドルグ”BWV572」
旧奏楽堂のパイプオルガンは日本最古のものです。
調整したてで調子も良かったそうです。
大塚氏も楽しそうでした。
聴衆も大満足で拍手喝采!かけ声もあり!
その後また「音楽の捧げもの」に戻って。
「6声のリチェルカーレ」をチェンバロ1台で演奏。はひ〜。
私が持っているCDではvn2、va2、vc2、cb1で演奏してましたけど〜。
そして、最後にトリオソナタ。
いいなあ、やってみたいなあ。。。
アンコールは「主よ人の望みの喜びよ」を早めのテンポで。
演奏会後。
左端の怪しい物体はライトです。怪物の誕生ではありません^^;。
全景。
工事の終わった広場。
芸大が見晴らせる様になりました。
野良ネコさんもわんさかいました。
大塚氏は怪しい好青年、という印象でしたが実は
「こんなにビジュアルにあふれてめまぐるしく変わっていく世の中ですが、
そんな時こそ音楽を」などと語る音楽を心から愛する青年でした。
それにしてもひどいシャシンばっかです。。。