4月11日(水)
すみだトリフォニー・ホール
オルガン・ファンタジー・スペリオール
に行ってきました。
【出演】
グザヴィエ・ドゥプレ(オルガン)
国分桃代(オルガン)
ジャン=ミシェル・アレクサンドル(ヴァイオリン)
オルガンのお二人はご夫婦。
【演目】
●フランク:前奏曲、フーガと変奏曲Op.18
●フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調(オルガン伴奏版;日本初演)
●J.S.バッハ:ヴィヴァルディによる協奏曲イ短調BWV593
●ヴィドール:オルガン交響曲第5番Op.42-1 から
●デュカス:魔法使いの弟子(4手)
アンコール●サン=サーンス:「死の舞踏」
国分さんは前半のフランク2曲。
フランク:前奏曲、フーガと変奏曲
初めて聞きましたが、あまりにも印象的なテーマ。
CDにもおさめられていたので繰り返し聞いています。
そして、
これがお目当て
フランク:ヴァイオリン・ソナタ。
通常、伴奏はピアノです。
国分さんが創意工夫を施してオルガン用にアレンジ。
もちろん、ピアノの様に小回りは利きませんが
何だかあたたかみのある演奏でした。
ヴァイオリンの方の音色も美しかった。
3・4楽章が特によかったです。
CDゲット。
休憩時、ロビー。
トリフォニーは十周年だそうです。
いいホールです。
また、ぼけちった。
グザヴィエさんは、
後半のバッハ、
そして
フルート吹きには「フルートとピアノのための組曲」の作者として知られて
いる女流作曲家ヴィドールを演奏。
バッハはこれぞパイプオルガンという感じの壮麗な演奏。
ヴィドールのオルガン交響曲第5番は
彼女の作品の中でもよく知られている曲の様です。
後半のメイン。
魔法使いの弟子はご夫婦4手の演奏。
で、
なんと!
魔法使いの帽子をかぶって登場!
かわいい〜〜。
魔法使いの弟子がぴょこぴょこひょこひょこする様を
おそらく8分の9拍子で表現していると思うのですが、
これまたオルガンでやると
空気が動いて音になるまでの時差があるので
そのキャラクターが強調されて面白い。
最後に
「おしまい!」
と終わるのが好きです。
アンコールはお三方で
サン=サーンス:「死の舞踏」。
オルガンは、鍵盤の他に色々なボタンやレバーがあって大変。
ひとりで操作するのは、複雑な曲の場合は無理な様子。
必ず補助要員が必要!
そんな訳でお互い譜めくりかねて付き添っていました。
聴衆からはあまり見えませんが
足もかなりめまぐるしく動いている様です。
そして後ろ向きになっているので
演奏後は、さっと振り向き、ひらりと椅子の上を半回転しておじぎします。
その身のこなしがかっこいい。
楽しめた演奏会でした。
国分桃代さんのHPで
この日の演奏の事が演奏者側からの視点で書かれています。
去年の年末年始風邪で寝込んだ時に一気に読んだ
山之口洋「オルガニスト」、また読んでみたくなりました。