とにゃりん。備忘録

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2007年 04月 14日

4月11日、オルガン・ファンタジー・スペリオール

4月11日(水)
すみだトリフォニー・ホール
オルガン・ファンタジー・スペリオール
に行ってきました。
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【出演】
 グザヴィエ・ドゥプレ(オルガン)
 国分桃代(オルガン)
 ジャン=ミシェル・アレクサンドル(ヴァイオリン) 
オルガンのお二人はご夫婦。

【演目】
 ●フランク:前奏曲、フーガと変奏曲Op.18
 ●フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調(オルガン伴奏版;日本初演)
 ●J.S.バッハ:ヴィヴァルディによる協奏曲イ短調BWV593
 ●ヴィドール:オルガン交響曲第5番Op.42-1 から
 ●デュカス:魔法使いの弟子(4手)
アンコール●サン=サーンス:「死の舞踏」

国分さんは前半のフランク2曲。

フランク:前奏曲、フーガと変奏曲
初めて聞きましたが、あまりにも印象的なテーマ。
CDにもおさめられていたので繰り返し聞いています。

そして、
これがお目当て
フランク:ヴァイオリン・ソナタ。
通常、伴奏はピアノです。
国分さんが創意工夫を施してオルガン用にアレンジ。
もちろん、ピアノの様に小回りは利きませんが
何だかあたたかみのある演奏でした。
ヴァイオリンの方の音色も美しかった。
3・4楽章が特によかったです。
CDゲット。

休憩時、ロビー。
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トリフォニーは十周年だそうです。
いいホールです。
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また、ぼけちった。

グザヴィエさんは、
後半のバッハ、
そして
フルート吹きには「フルートとピアノのための組曲」の作者として知られて
いる女流作曲家ヴィドールを演奏。
バッハはこれぞパイプオルガンという感じの壮麗な演奏。
ヴィドールのオルガン交響曲第5番は
彼女の作品の中でもよく知られている曲の様です。

後半のメイン。
魔法使いの弟子はご夫婦4手の演奏。
で、
なんと!
魔法使いの帽子をかぶって登場!
かわいい〜〜。

魔法使いの弟子がぴょこぴょこひょこひょこする様を
おそらく8分の9拍子で表現していると思うのですが、
これまたオルガンでやると
空気が動いて音になるまでの時差があるので
そのキャラクターが強調されて面白い。
最後に
「おしまい!」
と終わるのが好きです。

アンコールはお三方で
サン=サーンス:「死の舞踏」。

オルガンは、鍵盤の他に色々なボタンやレバーがあって大変。
ひとりで操作するのは、複雑な曲の場合は無理な様子。
必ず補助要員が必要!
そんな訳でお互い譜めくりかねて付き添っていました。

聴衆からはあまり見えませんが
足もかなりめまぐるしく動いている様です。

そして後ろ向きになっているので
演奏後は、さっと振り向き、ひらりと椅子の上を半回転しておじぎします。
その身のこなしがかっこいい。

楽しめた演奏会でした。

国分桃代さんのHP
この日の演奏の事が演奏者側からの視点で書かれています。

去年の年末年始風邪で寝込んだ時に一気に読んだ
山之口洋「オルガニスト」、また読んでみたくなりました。

by tnysatcmo | 2007-04-14 12:18 | コンサート・ライブ


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