とにゃりん。備忘録

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2009年 09月 02日

Magnum Trio

にゃ〜〜ん、にゃ〜〜ん、にゃにゃあぁあ〜〜〜〜ん
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また鳥居に登っているとにゃりんでち!




にゃ・にゃあ〜〜〜〜(ティンパニ/でんどんでどんでんどでんどんでどんでどんでん)
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にゃ〜〜ん、にゃ〜〜ん、にゃあぁあ〜〜〜〜
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にゃ・にゃあ〜
以下略。「2001年宇宙の旅」でも有名な
リヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」の冒頭を
あてはめてください^^;;;。

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マグナム・トリオのライブへ行ってきました。
8月31日に追加公演がありましたが、ワタシが行ったのは8月7日。
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G大在学中から活動しているトリオで、曲は全てオリジナル!
すげ〜迫力のチラシです。
メンバーは
多久潤一朗氏
神田勇哉氏
梶原一紘氏
そしてこの日のピアノは川崎翔子ちゃん!
彼女はこのテの訳わかんない系(シツレイ^^;)のアンサンブルがすごくうまいです^^。
ポーカーフェイスでこなすところもオモシロい。


ここからは、このコンサートとは全く関係ない、野良〜〜ずのおシャシンとともにお送りいたします。



ちょっと気弱そうなライトくん。
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フルート・トリオと言っても、先だって我々が演った様なのんびり癒しな感じは皆無!!
「もし何かの間違いでフルート癒しの音楽を求めて来た方がいらしたら、今日の雨に紛れて泣きながらお帰りになった方がいいかもしれません」とはメンバー多久くんの弁。






天真爛漫なレフトくん(仮称)。
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パリ留学中の勇哉くんの一時帰国に合わせてのミニ・ツアー。
勇哉くん、何やら美少年と化していて、ジョシコーセイがざわざわしていました。
神田先生の『響演』に出演した時は素朴な青年だったのに^^。
少しやせたのと切れ長アイメイクが効いていたのでしょう^^。
短期間でパリジャンになってしまったんだべか?

このトリオの特徴は、演奏もさることながら、
あっと驚く、というか、え、ここまでやるか、というか、
ま、そんな演出があること!

とにかく^^;。
前半。
前半はもっぱら勇哉くんの曲。梶原くんも1曲。
(1)マグナムワスプ
「熊ん蜂の飛行」のパクリ。
熊ん蜂が非行してWASP=スズメバチになったという曲。
どんな曲だー><。
(fl神、alto梶、fl多久)









ライトくん、いろいろなものに興味はもつタイプ。きょろきょろ。
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(2)Dreams just makes you
この曲の目玉は、
ええと、リコーダーの歌口にフルート本体をジョイントした楽器が2本に
EWI(イーウィ)マシンでの演奏。
EWI(イーウィ)マシンにフルート準拠の運指モードが出たとの事で採用。
リコーダーの歌口+フルート本体=ほとんどリコーダーの音。
歌口の重要性も知る事ができる曲!?
(flrec梶、EWI神、flrec多久、pf川崎)

(3)Outsider
ジャジーでキャッチーで民族的なものが好き!という梶原くんの曲。
(Bassfl多久、Cbfl梶、fl神、pf川崎)

(4)Indefini
フランス語で不規則という意味。
リズム和声メロディが不規則に変わっていく曲。
(Bassfl多久、Alto梶、fl神、pf川崎)

(5)三つの不在〜三人のフルーティストのための
これは勇哉くんがパリで知り合った酒田直樹さんという作曲家に依頼した曲。
マジな現代曲のトリオでした。
(Bassfl多久、Alto梶、fl神)








ばっちりカメラ目線、レフトくん。
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後半はハチャメチャ多久ワールド炸裂!
彼は作曲の仕事もしているので、まあ、いろんなアイディアが。
しかもこの3人で演るってことで、
ええと、
制限がないというか
際限がないというか
節操がないというか(笑)。

それに加えて曲にあわせて衣裳替え^^。
楽しいです。











ふたり揃ってレフトライトで〜〜す、ってそのままやんけ〜〜。
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(1)MON JU-Monkey juvenescence-
後半最初は、
にゃ〜ん、にゃ〜ん、にゃああ〜〜ん。
そう、冒頭でとにゃりんも歌ってくれた(?)2001年宇宙の旅の冒頭リヒャルトさんの
「ツァラトゥストラはかくかたりき」をCDにて大音響で。
そしてそれをバックに登場した彼ら。
まさかとは思いましたが、タイトル通り、Monkeyです。
お猿の格好ですよ〜。
どうやって3人分揃えたんですか〜。
「オレ、こんなことするために音大に入ったんじゃないのに」とは多久くん^^。
シチュエーションとしては、お猿が初めてフルート、笛を手にした時。
という感じです。
そのそぼくな様子を川崎嬢がカリンバ(いわゆる嫌指ピアノ)で盛り立てます。
始めは、本体のみを刀みたいに振り回したり!
(かなり気をつかってやっていたとは思いますが、はらはら^^;)
歌口のジョイント部をぽんぽこ叩いたり!
そんなパフォーマンスをしながら、でもちゃんと曲になっていくんですよー。
もっぱら歌口だけで音程をつくって演奏、という形態でした。
↑これすごい大変です。
コワイですねー。
いやー、楽しかったです^^。

 












ややグラビア目線のおふたり。いややっぱりライトくんはきょろきょろ。
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(2)WIndow zoo
ええと、衣裳替えの間、ひとり犠牲になって間をもたせるのですが、
この時は梶原くんが。
トークが苦手だというので、PCの伴奏で「アルルの女」のメヌエットを吹き始めるや。
ぴんろりろ〜〜ん。
と、ウインドウズの立ち上げ音が。
「ウィンドウ・ズー」とは、あのウインドウズのことだったんですねー。

多久くん、いわゆる「サンプリング」というやつに凝っていて、
いろんな音をサンプリングしているうちに今回はこれに行き当たったということでしょうか。
(fl3本、pf、PC)











その後、遊び体勢に。お、レフトくん、攻撃にでるか?
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(3)チャイニーズカンフーマスター
この曲の時の衣裳は、もちろん想像通り。
バックにええとなんかたぶんこれ系のアニメのアフレコ入り。
それにあわせて喋るフリをしつつ、アクションもしつつ、吹く、と。
いや〜なんだかな〜。

(4)マグナム・アラブ
これは定番プログラム。
ですが、毎回どっかしらちょっと変えたりしている様です。








と思いきや、ライトくん、パンチ炸裂ぅ〜〜。
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いや、もうとにかく楽しかったです。
彼らの演奏を聞いたのは2年ぶりぐらいでしょうか。
また楽しみにしとります。

公式ブログも楽しめます。






余談。
同じ楽器でも、こんな演奏ワタシには無理、だけど心底楽しんだ演奏会。
そして、今回意外に学んだのは、楽器はやはり音楽をするための道具である、という事です。
いや、唐突ですが(笑)。
フルートするアマチュアは、
フルートっていう楽器の見栄えが好き、
音色が好き、
果てはそれを吹いている自分が好き、
「音楽とフルートどっちが好き?」と尋ねると、咄嗟に「フルート!」と答える。
、、、なんていうヒトが他の楽器に比してかなり多いです(爆)。
ワタシもそんな人種の中に紛れていますが、
そんな事を乗り越えて、何を聞かせたいか、
ということを忘れずに演奏せねば、と思いました。
ちょうど次回定期演奏会の曲に高速32音符音階が出てくるのですが、
弦と一緒に「ばびゅ〜〜〜ん」という雰囲気が出ればいいと割り切って
替え指を駆使して雰囲気づくりに徹しようと思います。

by tnysatcmo | 2009-09-02 04:38 | コンサート・ライブ


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